財団法人富徳会の設立は、昭和45年当時、ライオン歯磨(株)小林富次郎社長が長年の口腔衛生啓蒙活動に対する貢献を認められ、叙勲の光栄に沿した際、歯科疾患の現状を憂い今後一層口腔衛生学、小児歯科学に対する研究を深め、適切な施策をたてることが不可欠であると考えたことに始まります。
そこで、昭和46年(1971年)に私財を提供して富徳会なる財団を設け、その果実をもって口腔衛生ならびに小児を対象とする歯科疾患の予防と治療に関する学術的研究者の助成をすることにより、社会の福祉に奉仕することを願い、今日まで39年間歯科関係者に助成(研究者助成の対象者:大学院生、保健所勤務者、海外からの留学生、歯科衛生士)して参りました。
平成23年度までに約1,158件、3億4,500万余円の助成をして参りました。
当財団は平成24年4月1日、公益財団法人 富徳会に移行しました。